共同研究

【H31年度共同研究班】超高齢社会における地域社会の在り方~健康広場づくりによる地域住民のフレイル予防に関する研究~

研究テーマ

研究の目的及び意義

平成31年度 共同研究班
代表者 流通科学大学      大島 秀武 教授
構成員 流通科学大学 関 和俊 准教授
流通科学大学 北村 浩美 准教授
神戸芸術工科大学 安森 弘昌 准教授
研究の目的及び意義

 

日本は超高齢社会への突入に伴って様々な問題が顕在化しており、その一つとして郊外の 団地の再編問題があげられる。1970 年代以降に増えた郊外の団地がそろって老朽化し始める とともに、団地の住民の高齢化率が全国平均を上回り、空き家も急激に増加している。神戸 市西区の押部谷でも市営団地の老朽化、空き室の増加から団地の再編が進められ、すでに2 つの棟は解体撤去され、空き地となっている。さらに、住民間のつながりも乏しくなり、社 会性の“フレイル”が進みつつある状態にある。フレイルとは健康と要介護の中間の状態と され、早期に介入することで元に戻る可能性があると言われている。社会とのつながりを失 うことがフレイルの入口とされており、郊外の団地の再編問題は高齢者のフレイルにも大き く影響していると思われる。 そういった背景のもと、我々は押部谷市営団地の空き地となっている場所の有効活用を地 域住民とともに検討しており、空き地を地域住民が集う健康広場にしようと計画している。 健康広場による地域住民の体力維持・向上およびコミュニケーションづくりの促進の効果を 示すことができれば、今後ますます増えると思われる郊外の空き地の有効な活用方法を提案 できると考えている。 そこで本研究では、空き地に健康遊具を設置した健康広場をつくり、健康広場づくりが地 域住民のフレイルの予防に貢献しうるかどうかを明らかにすることを目的とする。
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