共同研究

【H27年度共同班】未来の学園都市-世代間・異文化間・大学内外間交流の促進による健康で多文化共生的な学園都市的食生活を、生協食堂における「健康栄養相談会のワークショップ化」を通して獲得するー

代表者 神戸市看護大学    樫田 美雄  准教授
共同研究者 神戸市外国語大学   岡本 崇男 教授
神戸市看護大学    相原 洋子 准教授
神戸市看護大学    山下 正 助教
神戸市外国語大学消費生活共同組合専務理事   衛藤 昭二

研究テーマ

未来の学園都市-世代間・異文化間・大学内外間交流の促進による健康で多文化共生的な学園都市的食生活を、生協食堂における「健康栄養相談会のワークショップ化」を通して獲得する

研究の目的及び意義

平成27年度 共同研究班
代表者 神戸市看護大学   樫田 美雄 准教授
構成員 神戸市外国語大学 岡本 崇男 教授
神戸市看護大学  相原 洋子 准教授
神戸市看護大学  山下 正  助教
神戸市外国語大学消費生活共同組合
衛藤 昭二 専務理事
研究の目的及び意義 学園都市は、1985年の神戸ユニバーシアードを契機に建設されたため、今後、住民の高齢化が急速に進行することが予想されている。また学生の経済状況の悪化や理想的身体像のゆがみ等に由来する、学生の健康・栄養状態の悪化(若年女子の激ヤセ問題、ジャンクフード問題、朝食の欠食問題等)も大きな課題となっている。さらに、学園都市には、多様な背景をもった住民/学生/教職員がいるにもかかわらず、その相互交流が十分進んでいない、という問題もある。
とはいえ、この「問題状況、おぼび、未達成状況」は、「研究のフィールド」としては、「未開拓の領野」であると積極的に捉えることもできよう。
たとえば、第一に、学園都市が直面する「地域の高齢化」こそは、アジアの諸国からみれば、その未来の先取りともいえる。つまり高齢化する未来の学園都市は、高齢化に関わる多数の問題(高齢者の弧食問題、タンパク質不足問題、社会的孤立問題、生きがい不足問題等々)を抱えることになるが、その解決への展望を得ることができるのならば、それは、アジアの未来の困難に対する対処プラン例として、留学生たちが持ち帰る価値のある達成としての意義を持つものになるはずだ。
また、第二に、本研究は、留学生を含めた学生の健康栄養問題を、単純に健康知識の不足や経済力の不足の問題と考えて終わりにせずに、文化交流の促進で対応可能な「身体像の健全化問題(この部分は、身体の多様性への許容度のアップをいかに図るか、という問題と言い換えてもよい)」として捉えることや、高齢者や留学生と交流することで生活というものに工夫と開発の喜びがあると実感させる「多文化共生的交流による生活文化の豊穣化問題」として考えるものである。そのような新思考の実践は、所属する研究者の研究分野が違っている神戸市外国語大学と神戸市看護大学が協働してはじめて可能であると言えよう。すなわち、本研究は、学園都市的な学際研究の典型モデルとなることをも、目標としたものであると言えよう。
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